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フォームの利用目的の書き方:そのまま使える文例と、書くときの注意
フォームに「何に使うか」を書くのは、お客さんを安心させ、お店を守るための基本です。短く、具体的に書く方法をまとめます。
先に答え「お問い合わせへの返信のために使います。ほかの目的には使いません。」のように、使い道を具体的に、短く、フォームの送信ボタンの近くに書きます。メルマガなど別の用途で使うなら、最初から別に書き、同意を取ります。
なぜ書くのか
フォームは、お客さん本人に直接入力してもらう形なので、送信の前に目的が目に入る場所に書いておくのが筋だと、編集部は考えます。法律上の細かい条件や例外は、この面では確かめていません。迷うなら書いておくほうが安全です。
文例
返信だけに使う場合
「いただいたお名前とメールアドレスは、お問い合わせへのご返信のためだけに使います。」
予約や見積もりを伴う場合
「お名前・ご連絡先・ご希望の内容は、ご予約(お見積もり)のご案内と、そのご連絡のために使います。ほかの目的には使いません。」
メールマガジンなどを送る場合
「ご返信のほか、お客様が希望された場合に限り、お知らせのメールをお送りします。受け取りたい方は、下のチェックを入れてください。」
お知らせのメールは、返信とは別の目的です。チェックを入れた人だけに送る形にします。最初からチェックが入った状態にするのは避けてください。
書くときの注意
- 「サービス向上のため」だけだと広すぎる。「返信のため」「予約の案内のため」と具体的に。
- 後から目的を足したくなったら、足してよい範囲かを公式の資料で確かめ、お客さんにも知らせる。
- 「第三者に提供しません」と書くなら、本当にそうか確かめる。外部の予約サービスや配信サービスにデータを渡す場合は、その旨も整理する。
- 個人情報の扱いの詳しい説明は、プライバシーポリシーのページに置き、フォームからリンクする。
フォームの周りに置く文の例(全体)
| 場所 | 文 |
|---|---|
| 項目の上 | パスワード・カード番号・マイナンバーは書かないでください。 |
| 送信ボタンの上 | いただいた内容は、ご返信のためだけに使います。詳しくはプライバシーポリシー。 |
| 送信後 | 受け付けました。通常、○営業日以内にメールでお返事します。 |
確認のためのチェック
- 利用目的は、フォームの送信前に読める位置にあるか。
- 書いた目的と、実際の使い方が一致しているか。
- メルマガなど別目的のデータを、返信用と混ぜていないか。
- 目的を変えたとき、書き直したか。
注意利用目的のページがあっても、パスワード・カード番号・マイナンバーを受けてよいことにはなりません。理由
書き方のよくある失敗
| 失敗の文 | 何が問題か | 直した文 |
|---|---|---|
| 当社の事業のために使用します | 範囲が広すぎる | お問い合わせへの返信のために使います |
| 必要に応じて第三者に提供します | 誰に何のために渡すか不明 | 提供する先がある場合は、その名前と目的を書く |
| サービス向上のために利用します | 何をするのか分からない | ご意見は、案内の改善の参考にします(個人を特定しない形で) |
外部サービスを使っているときの一文
Google フォームや LINE のような外部のサービスにデータが置かれる場合は、その事実を隠さず書く方が誠実です。たとえば「このフォームは Google フォームを使っています。いただいた内容は、Google のサービス上に保存されます」のような一文を添えます。外部のサービスへの預け方の法的な整理は、この面では確かめていません。
読み手の立場で読み返す
書いた文を、初めて訪れたお客さんの立場で読み、「自分の情報がどうなるか」が分かるかを確かめてください。分からなければ、書き直しの合図です。
フォームの種類別の書き方
| フォームの種類 | 書く利用目的の例 |
|---|---|
| 問い合わせ | お問い合わせへの返信のため |
| 体験・見学の申し込み | 体験のご案内と、日程のご連絡のため |
| 見積もりの依頼 | お見積もりのご案内のため |
| 採用の応募 | 採用選考と、その結果のご連絡のため |
| 資料請求 | 資料の送付と、送付後のご案内のため |
表の例は編集部の考えた文例です。実際に書くときは、自分の店の使い方に合わせて直してください。
英語や外国語で受けるとき
外国から問い合わせが来るサイトでは、利用目的を日本語だけで書くと、読めない人がいます。短い英語の一文を添えると親切です。海外在住の人から個人情報を受ける場合の別の決まりがあるかどうかは、この面では確かめていません。必要なら専門家に確認してください。
文例を使う前の3つの確かめ
- 書いた使い道が、実際にやっていることと合っているか。メルマガに使うのに「返信のためだけ」と書くと、嘘になる。
- フォームの項目に、使い道の説明に出てこないものが混ざっていないか。
- 文を読んだお客さんが、「自分の情報がどうなるか」を一度で分かるか。家族に読んでもらうと確かめやすい。
文例はそのまま貼れる形にしてありますが、貼る前に、自分の店の実際の運用と一つずつ照らしてください。実際と違う文は、書かないほうが安全です。
この面で確かめていないこと明示の方法の具体的な形(ウェブ画面での表示の要件)、同意の取り方の細かい要件、外部のサービスへの預け先の扱いは、この面では確かめていません。文例は編集部が考えたもので、法律相談ではありません。