美容室の問い合わせフォームで聞くことの雛形(予約・相談・ご質問)
予約は専用サービスに任せていても、「初めてだけど似合うか」「この髪型にできるか」といった相談は、問い合わせとして届きます。
美容室の問い合わせは、どんな用事が多いか
美容室では、初めての来店前の相談(髪質、ダメージ、白髪、縮毛矯正の可否)、希望の髪型が実現できるかの確認、料金の目安の質問、キャンセルや日程変更、そして求人の問い合わせが混ざって届きます。用事が混ざると、返信の順番を決めにくくなるので、フォームの最初に「ご用件」の選択肢(ご相談/空き状況の確認/日程変更/その他)を置いて、受け取った時点で振り分けられるようにします。
聞くことの雛形(最初の版)
最初は次の7項目から始めるのがおすすめです。必須にするのは、お名前、連絡先、ご用件の3つだけにします。
| 項目 | 聞く理由 | 形式の目安 |
|---|---|---|
| お名前 | 呼び方を決めるため | 1行。ニックネーム可 |
| 連絡先(メールまたはLINE) | 返信のため | メール形式を確認する欄 |
| ご用件 | 返信の優先順位を決めるため | 選択式(相談/空きの確認/変更/その他) |
| 希望のメニュー | 料金と所要時間の見通しのため | 選択式+「まだ決めていない」 |
| 希望の日時(第1・第2希望) | 空きの照合のため | 日付と時間帯の選択 |
| 髪の状態(長さ・カラーやパーマの履歴) | 施術の可否と時間を見積もるため | 自由記述、短めに |
| ご相談の内容 | 詳しい悩みを知るため | 自由記述(500字まで) |
あとから足してもよい項目
- 希望の髪型の参考画像のリンク(画像そのものの添付は、保管の手間が増えるため慎重に)
- 初めての来店かどうか(初回の案内を変えられる)
- アレルギーや肌の不安(相談の延長として任意で)
- ご紹介者の名前(紹介割引がある店のみ)
聞かないほうがよいこと
生年月日や住所の全部、勤務先は、予約の相談の段階では不要です。必要になるのは来店後のカルテで、フォームでは聞かないほうが安全です。また、「髪の悩み」の欄には、人によって体調や頭皮の病気の話が書かれることがあります。そうした内容が届く前提で、受け取った情報の保管先と閲覧者を決めておいてください。
送信後の表示と、最初の返信
送信後の画面には「受け付けました」に加えて、「当日の空きのお問い合わせは、お電話が確実です」のような、急ぎのときの別の道を書いておきます。自動返信のメールが出せるサービスなら、受付番号や控えを入れておくと、お客さんの不安が減ります。最初の返信は、質問に答えながら、日時の候補を2つ返す形にすると、やりとりの回数が減ります。
「ご相談ありがとうございます。○○(店名)の△△です。ご希望のカラーは、現在の髪の状態から、2回に分けての施術をおすすめします。次の日程でご案内できます。①○月○日(午後)②○月○日(午前)ご都合のよいほうをお知らせください。」
美容室で起きやすい失敗
- 予約システムとフォームの両方で予約が入り、ダブルブッキングになる。フォームは「相談と確認」だけ、確定は予約システム、と役割を書く。
- 画像の添付を受けたら、保管場所が個人のスマホになってしまう。削除の期限を決める。
- 営業時間中は施術で手が空かず、返信が夜になる。返信の時間帯をフォームの説明に書いておく。
- ご用件の選択肢が多すぎて選べない。4つ以内にする。
置く場所と、サービス選び
美容室は、スマホでサイトを見る人が大半です。窓口のボタンは、トップの上のほうと、メニュー料金のページの末尾に置きます。 窓口の置き方はサービス別の比べ方、個人情報の書き方は利用目的の書き方の面で。他の業種の雛形は業種別の一覧から。
初めての人に向けた補足の文
フォームの説明欄に、「初めての方は、髪の状態を教えていただくと、メニューと所要時間をご案内しやすくなります」と書いておくと、自由記述が埋まりやすくなります。写真を送りたい人のために、「写真は、お返事のあとにLINEなどでお送りください」と添えるのも、保管の手間を減らす方法です。
求人と取引先の問い合わせの分け方
美容室には、スタッフの応募や、商材の業者からの連絡も届きます。ご用件の選択肢に「求人について」「お取引について」を入れて、お客さんの相談と別のフォルダに仕分けると、見落としが減ります。求人は応募者の履歴書など重い個人情報が絡むので、フォームでは受けず、専用のメールや面談で扱う形が無難です。